当番世話人挨拶

当番世話人 梨本 篤

謹啓 

時下益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。平素から当研究会の事業に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

この度、第43回胃外科・術後障害研究会を2013年11月1日(金)から11月2日(土)までの2日間、新潟市(朱鷺メッセ)にて開催させていただくことになりました。身に余る光栄に存じますとともに会長の上西紀夫先生をはじめ役員および会員の先生方には心より御礼申し上げます。

本会の前身であります第1回迷切研究会は1972年に徳島市で開催されました。1989年(第18回)に胃外科研究会と改められ、1998年(第28回)から現在の胃外科/術後障害研究会に継承されました。新潟関係では1974年に第3回迷切研究会を武藤輝一先生が開催され、1992年に第5回胃術後障害研究会を松原要一先生が開催されておられます。本会は下部食道、胃および十二指腸の手術全般と病態整理などに関する基礎的、臨床的諸問題を研究するとともに、胃切除後に発生する術後障害について幅広く研究し、胃の手術を受けられた患者さんが良好なQOLを維持できるように貢献することを目指しています。根治性と機能温存は一見相反することのようにも思われますが、きめの細かな日本の医療技術によって両立できるように日々努力が払われています。

今回のテーマは「率先垂範」とさせていただきました。少子高齢化、医師の全体数不足、偏在、さらに過重労働、医療訴訟の増加、医療費削減など、医療を取り巻く問題点をあげるときりがありません。私は団塊世代の医師として、臨床現場でまだまだ先頭に立って活動することにより、これからを担っていかれる先生方が育つまで微力ながら援助していきたいと思っております。

思いやり、おもてなしが身についている新潟で、温泉、グルメ、酒、音楽など、満喫していただければ幸いです。

第43回胃外科・術後障害研究会が実り多い学術集会となり、盛会裡に行われますように全力を尽くす所存です。

是非、多数の先生方にご参加いただき、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

謹白

平成25年1月吉日

第43回胃外科・術後障害研究会
当番世話人 梨本 篤
(新潟県立がんセンター新潟病院 副院長)


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